第二次世界大戦の開戦前後のドイツを舞台に、異常な性の世界に溺れていくナチの将校を中心に頽廃とエロスを描く耽美映画。製作はジュリオ・スバリジアとエルマンノ・ドナティ、監督はティント・ブラス、脚本はエンニオ・デ・コンチーニ、マリア・ピア・フスコとティント・ブラス、撮影はシルバーノ・イポリッチ、音楽はフィオレンツォ・カプリが各々担当。出演はヘルムート・バーガー、イングリッド・チューリン、テレサ・アン・サボイ、ティナ・オーモン、ベキム・フェーミュ、ステファノ・サッタ・フロレス、ジョン・スタイナー、ジョン・アイランド、ローズマリー・リント、パオラ・セラトーレなど。日本語版監修は金田文夫。オリジナル版は129分。1981年4月4日より邦題を「サロン・キティ」と改題し126分版が上映された。ビデオタイトルは「サロン・キティ/ナチ高級娼婦たちの館」「鉄十字の愛人」。